2018年2月7日水曜日

塩尻に農地視察に行ってきました

長野の南信、上伊那郡箕輪町から
中信の塩尻市まで農地の視察研修に行ってきました


講師は農業コンサルタントの岡本 信一さん
日本中の畑を見て回ってて
地形から畑の状態を読み解く事ができる見識ある人
たとえ畑が雪で覆われてて土が見えなくても
土地の特性が分かるという彗眼と判断力を持ってる

視察研修主催は農家の財務戦略支援 百一姓さん
圃場視察のみの参加でしたがお世話になりました
ありがとうございます


南信の伊那よりも中信の塩尻の方が雪が深い
30センチぐらいは積もってました
こんな状況でも問題点を見つけて対策をいえる
コンサルタント業すごい
これは農地をよく知ってないとできないわ

印象に残ったのは、岡本さんが危惧してた
戦後開拓した畑地は対策しないと野菜が採れなくなるという話
もう問題が顕在化してきてるという

毎年、野菜を作り、化成肥料と堆肥の施肥をして
収穫後は雑草防除のため深いところから土を反転させるプラウ耕をする
これを繰り返すと表土が風雨で少しずつ流れてしまうのだそうだ

野菜を育てる土そのものが減り
水を蓄える力や肥料を蓄える力が減り生理障害が起きやすくなる
雨が降っても乾燥しやすく大雨だと土も一緒に流れる
肥料をまいても多肥になりやすく肥料切れを起こしやすい

これを止めるには緑肥を蒔いて畑を休ませる
表土を草が覆うので流出を防ぐ効果もある
それをすき込むことで膨柔化し保水、保肥力を高める
このリセットを生産サイクルに上手く組み込まないと
生産量が先細りになる


私の理解だと今年の利益を優先させるより
来年、再来年と続けていける継続的に出来る農業を
考えなければ未来はない、と捉えました

色々勉強になりました
ありがとうございます

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